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糖質制限とケトン体
ケトン体を恒常的にある程度高く保つためにできることは、以下のどちらかになります。
1)絶 食 を す る
2)糖質を制限する
このふたつがケトン体濃度を増加させる生理的な根拠は、
血糖値スパイクを誘導しない、ということに尽きます。
なぜ血糖値スパイクを抑制することがケトン体濃度の恒常的な増加につながるのでしょうか?
これには「インスリン」というホルモンを理解する必要があります。
インスリンは血糖値スパイクにより分泌が誘導され、インスリンスパイクという現象を起こします。
インスリンスパイクが起こると、ケトン体を合成する酵素群は全て抑制され、ケトン体の合成系は全てシャットアウトされることになります。
普通の食事(約60%が糖質)を食べ続ける限り、ケトン体が増加することはまずありません。
できれば糖質を 30~40%まで抑えた食事にすれば、ケトン体濃度は0.2~0.3ミリモルくらいまで上がると筆者は考えます。
また、それくらいでケトン体による様々な効果をある程度は期待できる、とも言われています。
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